グループブログ GROUP BLOG TOP グループブログ 病院より 夏の感染症にご注意を! 夏の感染症にご注意を! 2023.07.10 病院より 今日は、夏の感染症として過去10年で最多の感染症が出ているといわれる「ペルパンギーナ」についてお話します。大阪府内では4月以降感染者が増え続け、6月には警報レベルの基準値で「6」を超える状況に。最新の報告では「7.12」と警報レベルを超えた状態で推移しています。 ヘルパンギーナは5歳以下の子供がかかりやすく、発熱やのどの痛み、口の中にできる水ぶくれといった症状があります。その水ぶくれの痛みで食べられない・飲めないために脱水に陥りやすく注意が必要です。まれに無菌性髄膜炎や心筋炎などの合併症を呈することがありますが、ほとんどは予後良好です。 ヘルパンギーナの原因は、エンテロウイルスによる感染症で、手足口病の原因にもなります。エンテロウイルスはアルコール消毒が効きにくい特徴をもったウイルス。同様にアルコール消毒が効きにくいウイルスには、ノロウイルス、結膜炎の原因となるアデノウイルス、胃腸炎を引き起こすロタウイルスなどがあります。 ヘルパンギーナは接触・飛沫感染、便に排泄されたウイルスによる糞口感染で広がります。オムツを使っているお子さんがかかった場合、症状回復後であっても数週間は便にウイルスが排泄されるため、オムツを交換したあとは流水とハンドソープによる手洗いをしっかり行いましょう。重症化することがあっても、症状に合わせて行う対症療法で回復します。 手洗い・うがいを中心とした感染対策を習慣づけ、夏の感染症を予防しましょう! 感染管理認定看護師 中川雅美 南港クリニック 小児科 https://clinic.nanko-hp.com/pediatrician 一覧へ戻る